現在表示しているのは、次のバージョン向けのドキュメントです。Kubernetesバージョン: v1.29
Kubernetes v1.29 のドキュメントは積極的にメンテナンスされていません。現在表示されているバージョンはスナップショットです。最新のドキュメントはこちらです: 最新バージョン
Kubernetesのプロキシ
このページではKubernetesと併用されるプロキシについて説明します。
プロキシ
Kubernetesを使用する際に、いくつかのプロキシを使用する場面があります。
-
- ユーザーのデスクトップ上かPod内で稼働します
- ローカルホストのアドレスからKubernetes apiserverへのプロキシを行います
- クライアントからプロキシ間ではHTTPを使用します
- プロキシからapiserverへはHTTPSを使用します
- apiserverの場所を示します
- 認証用のヘッダーを追加します
-
- apiserver内で動作する踏み台となります
- これがなければ到達不可能であるクラスターIPへ、クラスターの外部からのユーザーを接続します
- apiserverのプロセス内で稼働します
- クライアントからプロキシ間ではHTTPSを使用します(apiserverの設定により、HTTPを使用します)
- プロキシからターゲット間では利用可能な情報を使用して、プロキシによって選択されたHTTPかHTTPSのいずれかを使用します
- Node、Pod、Serviceへ到達するのに使えます
- Serviceへ到達するときは負荷分散を行います
-
- 各ノード上で稼働します
- UDP、TCP、SCTPをプロキシします
- HTTPを解釈しません
- 負荷分散機能を提供します
- Serviceへ到達させるためのみに使用されます
-
apiserverの前段にあるプロキシ/ロードバランサー:
- 実際に存在するかどうかと実装はクラスターごとに異なります(例: nginx)
- 全てのクライアントと、1つ以上のapiserverの間に位置します
- 複数のapiserverがあるときロードバランサーとして稼働します
-
外部サービス上で稼働するクラウドロードバランサー:
- いくつかのクラウドプロバイダーによって提供されます(例: AWS ELB、Google Cloud Load Balancer)
LoadBalancer
というtypeのKubernetes Serviceが作成されたときに自動で作成されます- たいていのクラウドロードバランサーはUDP/TCPのみサポートしています
- SCTPのサポートはクラウドプロバイダーのロードバランサーの実装によって異なります
- ロードバランサーの実装はクラウドプロバイダーによって異なります
Kubernetesユーザーのほとんどは、最初の2つのタイプ以外に心配する必要はありません。クラスター管理者はそれ以外のタイプのロードバランサーを正しくセットアップすることを保証します。
リダイレクトの要求
プロキシはリダイレクトの機能を置き換えました。リダイレクトの使用は非推奨となります。
最終更新 February 06, 2024 at 4:27 PM PST: [ja] fix term "proxy" variations (adada78799)